NEC社製(model SL184AS)LD励起QスイッチNd:YAGレーザ



  本研究で使用しているレーザは,LD励起式QスイッチNd:YAGレーザである.これはKrアークランプに換えて,単色で発光効率の良いレーザダイオード(LD)を励起光源として用いた完全固体化のYAGレーザである.半導体レーザは化合物半導体のPN接合タイオードに電流を流して励起し,レーザ発振を起こすもので,小型で軽量,高効率,低電圧,電流で直接に変調可能,単価が安い,長寿命などの特徴がある.また,非線形結晶であるLBOを使用しており,出力されるレーザ光はYAG基本波の波長1064nmの半分532nmとなっている.この波長は可視光域のため,肉眼で緑色のレーザ光として確認できることから,別名グリーンレーザとも呼ばれている.また,超音波式Qスイッチ素子を内蔵しており,高繰り返しでパルス幅が短く,尖頭値の高いパルスレーザが出力される.発振器の主な仕様をTableに示す.