リニアワイヤ放電加工機(WEDM)
Sodick社製AP200L

AP200L
最大加工物寸法(幅×奥行×高さ) mm
300×270×100
最大加工物質量 kg
50
各軸ストローク(X×Y×Z) mm
220×150×120
補助テーブルストローク(U×V) mm
35×35
テーパー加工制御角度(板厚100mm)
±7°
ワイヤ電極径 mm
φ0.05〜0.2
(φ0.03:オプション)
機械本体寸法(幅×奥行×高さ) mm
1915×2695×2065
●駆動方式:4軸リニアモータ駆動
●加工液:放電加工油(第4類第3石油類)

・上図の写真は本研究に用いているワイヤ放電加工機(Sodick社製AP200L)である。
本加工機は、極間距離を高応答速度で高精度に制御するために、XYテ−ブルがリニアモ−タ駆動であることが特長である。また,ワイヤを直径0.05〜0.2mm(φ0.03:オプション)の範囲において取り扱え、最大200mm/s以上でワイヤの走行が可能である。さらにU軸、V軸を備えており、工作物厚さ100mmに対し、±7°のテ−パ加工が行えることも大きな特長である。最小駆動単位は0.1μm以下であり、高精度駆動が実現されている。

・電源部に関しては、放電発生回路方式はパワ−トランジスタパルス回路である。



 近年の工業製品の小型化によって、ワイヤ放電加工においても微細ワイヤ電極の需要が増大している。従来使用されるワイヤ電極材料としては真鍮やタングステンがあるが、真鍮は引張強さが小さく、微細ワイヤ電極には向いていない。一方、タングステンなどは非常に高価であるので、コストの点で問題が残る。そこで比較的安価で高精度な加工を実現するという要望に応えるために、近年では鋼線に真鍮や亜鉛をめっきしたワイヤが開発されている。しかし、めっき厚さの最適値や加工条件との相関はいまだ不明な点が多い。
 そこで本研究では、試作したさまざまなめっきワイヤの評価を本加工機を用いて行い、めっきワイヤの特性を解明し、タングステンを上回る高性能微細ワイヤ電極を開発すべく検討を行っている。